こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長小倉充です。
歯に関する病気は虫歯や歯槽膿漏などいろいろありますが、生まれつき歯の本数が足りないという数の奇形もその一つです。
古代人は現代人よりも顎が大きかったため今の親不知の後ろまで歯がありました。
しかし、食べ物が軟らかくなり咬むことが楽になってきた現在、顎が退化して細くなってきたため今では親不知がない人も多くいます。
歯は遠心から退化していきます。
だからといって後ろから順々になくなっていくのではなく、大臼歯群、小臼歯群、前歯群の最後方から退化していくのが現状です。
親不知の次に退化しやすいのが前歯群の2番目の歯、側切歯です。
矮小歯もその一つで形態的に退化しているのです。
今回の患者さんは両側側切歯が退化して欠如いるため歯の間が広くなり隙間が黒く見えるのを直してほしいというのが主訴です。
当医院では正中離解の症例ではまず型採りをさせていただき、模型上でワックスアップしてシュミレーションしたものを2回目の来院時に見ていただきます。
理由としては、一番気になる所で一番目につくところというのもありますが、離開の度合いによっては歯の縦横の比率がおかしくなり横長の歯になってしまうこともあり外科的に歯肉切除をして縦方向の長さを確保する方が良い場合もあるため外科を行うかそのまま離開だけを修復するかを患者さんと相談の上納得していただいた上で治療にかかるためです。
今回の場合は外科処置は行わずダイレクトボンディングのみで修復することとなりました。
もちろん歯の幅は広くなるため若干大きめの歯に見えてしまうということも説明します。
通常は1日で仕上げることができますが、難易度によっては2回の治療になることもあります。
ほとんどすべての患者さんが仕上がりに満足され術後鏡を見て驚いていらっしゃいます。
そこで次はスマイルトレーニング。
今まで前歯の隙間にコンプレックスを感じている方がほとんどの為、上唇で前歯を隠すように笑うか手で覆う、写真を撮られる時は必ず口を閉じてしまうという癖が長年続いているのでそれを解決しなければなりません。
折角きれいになったんだから自信を持って歯を見せていただきたいと思っております。
スマイルトレーニングについては後日掲載させて頂きます。
術後1週間後に来院していただき不具合なところがあれば修正します。
今回の患者さん、1週間たちましたがどうですか?と質問すると「笑える!」とのこと。
文字で書くと「おかしい」という意味にもとらえられますが、本人曰く思いっきり歯を見せて笑えるということで写真撮りまくったそうです。
みなさんちょっと歯を治すだけで見違えるように性格が明るくなり、いい笑顔になって非常に喜んで感謝していただいております。
でも、慣れてくると普通に前歯で硬いものを咬んだり欠けたりすることもあります。
そんな時でも定期検診に来ていただければダイレクトボンディングの場合は2年間無償保証となりますので安心してお使いいただけます。
いい笑顔、手に入れませんか?
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