こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長小倉充です。
近頃、うちのホームページをご覧になって来院する方が多くなってまいりました。
その中でも、すきっ歯(正中離開)で悩んでいる方が結構いらっしゃるのに驚きます。
当然、矯正することが一番良いことなのかもしれませんが、矯正するのは気が引けるし費用的にも考えてしまう、短期で治療できないのか、そのような患者さんが多くみられます。
正中離開と言っても、歯が小さい、顎が大きいなどの歯と顎のバランスがとれていない場合と奥歯の咬み合わせが低くなってしまって(奥歯が抜けたままとか…)下顎前歯が上顎前歯を押し広げてフレアアウトしてしまっているのかによって治療方法は違います。
当院では、まず原因を探るべく診査診断をした上、ダイレクトボンディングで修復可能かどうかを精査し、患者さんに詳しくご説明し、納得していただいた上で治療にとりかかります。
ダイレクトボンディングが可能と判断された場合、気になる上顎前歯の型採りをさせていただき、石膏模型上でワックスを使用してシュミレーションを行います。
この時、口蓋側(歯の裏側)の形態をしっかり作っておきます。
次にその模型でシリコンコアを作製しておきます。
これが実際にお口の中でダイレクトボンディングを行う時の口蓋側(歯の裏側)の形態となります。
口蓋側に一層の面を作ることにより、キャンパスを作るのです。
空中で築盛するより確実に築盛しやすくなります。
ほとんどの場合、4~5色のコンポジットレジンを多層築盛し形態と透明感を考慮しながら仕上げていきます。
この患者さんの場合、将来矯正も考慮したいとのことで、表面を薬品で処理して接着力を増し、ご自分の歯は削らずに仕上げました。
矯正する時はコンポジットレジンの部分だけを注意深く除去すれば元のご自分の歯に戻すことができるからです。
全ての正中離開がダイレクトボンディングで修復可能とは限りませんが、ご相談にいらしていただければシュミレーションしご説明いたします。
今まで正中離解を治した方は皆さん非常に満足していただき、性格が明るくなった、口元を気にせず笑えるようになったと喜んでいただいております。
もちろん、今まで歯を見せない笑い方をしてきた方には歯を見せて笑うことができるようにスマイルトレーニングの方法もお教えします。
本当に性格かわりますよ。