こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長です。
今回は上顎右上2から左上6の抜歯即時インプラントの症例です。
右上③4⑤は4を抜歯してオベイトポンティックのプロビジョナル。6にも延長します。
右上2、左上345を抜歯して、右上2、左上1346部分にインプラントを埋入する予定です。
しかし、難題が…。
前歯部のフレアアウトが激しく、CT上で咬合平面より62度前突しています。
そして、骨幅は3.75㎜のフィクスチャーがちょうど入る程度の幅しかありません。
師匠の林先生がいくら傾斜埋入にならないようにと言っても無理だ~!
まして左上臼歯部は垂直方向に埋入したいし…。
結局迷った挙句、前歯部と臼歯部の2パートに分けることにしました。
本来ならバイトアップして矯正して歯軸を整えてから抜歯でしょうが、今回は全部グラグラ。
抜いて義歯なんか入れて待っていたらそれこそ骨がなくなっちゃう。
診断用ワックスアップから起こしたコアを用いてまずは下顎の咬合平面を揃えておく。
反対側も同様に仮仮のプロビジョナル。
後はオペを待つばかり。
かなりシビアだけど、頑張らねば!