こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長です。
歯周病予防にはまず毎日のブラッシング。
それでも3ヶ月くらいたつと歯石がつき始めます。
そこで、定期検診時に歯石除去を行います。
歯石除去は、歯肉より上の部分はスケーリングといい、歯肉より下、ポケットの中の歯石をとること及び根面を滑沢にして健康な歯肉が歯根に密着できるようにすることをSRP(スケーリングルートプレーニング)といいます。
この時にキュレットという器具を使用するのですが、これは刃物です。
先端に歯石を歯根面からはがす為に刃物がついており、部位によって柄の角度が違うものを使用しています。
刃物で石をこそぎ取るのですから、数回使用したら切れなくなってしまいます。
切れない刃物でいくら頑張ってやってもきれいな根面は作れず、歯周病は治癒しません。
通常シャープニングは砥石を手に持って行うのですが、これでは相当熟練した衛生士でなければ均一な面で仕上げることは出来ません。
当然時間もかかるし仕上げにもばらつきがあります。
そこで当医院ではキュレットの歯の部分と研ぐ(シャープニング)時にマイクロスコープを使用しています。
シャープニング自体もぺリオスターという器械を使用して正しい角度で仕上げ、いつも一定の切れ味を保つ用に心がけております。
当然口腔内で使用するときにもマイクロスコープで確認しながら行っております。
せっかく検診にいらしていただいたのに良い結果が得られないのでは患者様に申し訳ありません。
来院していただいたからには、良い結果が得られるよう、こんなところにもこだわりを持って治療しております。
職人さんが良く切れる包丁で料理すると刺身もおいしくなるのと一緒で、何気なく使用している器具にもこだわりを持って治療に携わっています。