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院長のひとり言

自費治療か保険治療か…

こんにちは。
皆さんは歯科医院に行って、必ず聞かれ、必ず迷うことがあります。
それは保険治療でやるか自費治療にするかということです。
歯科の場合、医科のようにほとんどが保険治療でまかなえるということは無いと考えられています。
それは違います。
保険治療の範囲でほとんどの治療が出来るのです。
ただ、ここでよく考えてください。
保険治療で患者さんが窓口で支払う治療費は治療費全体の3割が最高ということです。
すなわち、窓口で3000円支払ったら、3000円の治療費ではなく10000円の治療費ということになります。
残りの7割は簡単に言うと自治体や組合が支払ってくれているのです。

保険で3000円かかる治療があるとします。
保険に入っていない人が同じ治療を受けると10000円(ここではややこしいので消費税は考えません)かかってしまいます。
これを見て「高い!」と感じるでしょうか?
本当は一緒でしょ!
保険料を支払っているかどうかにかかわってきますが、治療費としては同じということです。

保険料さえ払っていれば、保険治療はすばらしいものと言いたい所ですが、落とし穴があります。
保険治療は患者さんに有利な代わりに制約もいろいろあります。

例えば、歯が抜けたところに歯を入れる治療では、奥歯では3歯連続で抜けていたら義歯になってしまいます。
固定式のブリッジは出来ません。
いくら取り外し式の義歯はいやだと主張しても…。
また、大臼歯のクラウン(かぶせ物)は銀歯以外出来ません。
白い歯がいいとだだをこねても…。
材質も国が定めた物意外使用できません。

まとめると、
① 保険治療で治せないものはない。
② しかし、制約が多い。
③ 生体に適した材料を使用していない(体に優しくない)。
④ 保険治療より安い治療はない。
ということです。

詳しいことはまた後日!

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