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‘歯科’カテゴリー

少数精鋭主義

2014 年 5 月 17 日 土曜日

こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長小倉充です。

現在日本の歯科医院はコンビニの数より多くなっています。

その中でどの歯医者に行くか、患者さんは迷うところですよね。

ドクターやスタッフが多く、いつ行ってもすぐに診てもらえる歯医者がいいという人。

少人数で落ち着いて治療が受けられるところがいい人。

人それぞれだと思います。

オグラ歯科医院は現在ドクター1人(私)、スタッフ3名で治療を行っております。

それにはこだわりがあります。

スタッフが多いとどうしてもすべてに目を配ることができない、代診任せ、スタッフ任せになってしまう、自分は楽をしたいなんてことになってしまいがちです。

自分が学び研鑽してきた知識と技術をしっかりと診療に反映したい為少数精鋭でやっています。

 

とりあえず、何かが食べたいのであればコンビニのお弁当でも目に入ったラーメン屋でもいいでしょう。

安くて腹いっぱいになれば。

しかし、どうしても美味しい寿司や焼肉が食べたいと思ったら多少待たされてもここぞという決めたお店に行くでしょう。

もちろんそういう時は電話予約して確実に食べられる手段を選ぶでしょう。

多少高くても予約が採りにくくても、それ以上の満足を得ることができればその方が良いと自分は思っています。

当然財布と相談の上ですが…。

歯医者も同じだと思います。

とりあえず痛いものを痛くなくす、咬めないものを咬めるようにするのはどこの歯医者に行っても可能なこと。

これができなければスタートラインにも並んでいないことになります。

その上で、接遇が良い、清潔、十分説明してくれて納得してから治療してくれる、自分が期待していたより大きな結果が返ってくるなどがあれば多少予約が採りにくくても行くべきだと思います。

当医院はそれらを全うするために大人数ではなく少数精鋭でしっかりとした役割を責任もって果たしてくれるスタッフで患者さんをお待ちしております。

初診時に今現在のお口の中の状態をレントゲン、口腔内画像、歯周病検査結果などを患者さんと一緒に見ていただき、なぜこのようになったか、このままにしておくとどうなってしまうか、正常な状態に戻すにはどのような方法があるかをしっかりご説明させていただいた上でいくつかの治療法を提案させていただいております。

自費治療、保険治療の両者の利点欠点なども説明し、最終決定は患者さん本人の要望を取り入れて治療開始となります。

治療は1回1時間を基本とし、必要であれば2時間3時間とることもかのうです。

遠方からお越しの患者さんには通院回数が少なくなるよう、1回の治療時間を多く採りご負担を軽減しております。

「こんなところ初めてだ」、「こんなに説明されたことない」など、初診の患者さんには良く言われますが、当医院ではごく普通の治療の流れであって特別なことではありません。

当然紹介無しでも保険治療でもお受けさせていただいております。

しかし、問題点も多少ございます。

少数精鋭であるが故、予約が採りにくいことです。

でも、15分の予約で週1回、3か月通院したとしたら約12回の通院。

1時間の予約ならば3回で終わります。

もちろんこれは計算の上ですが、1時間かければそれだけ丁寧な治療ができます。

たとえ12回かかったとしても結果はかなり違うと思います。

予約が採りにくくても通院回数が少なければご負担は軽くなると思います。

いかがですか?

でも、くれぐれもキャンセルのないようにして下さいね。

その時間に来たかった他の患者さんにもこちらにも迷惑かけてしまいますから。



嫌われ者

2014 年 4 月 9 日 水曜日

こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長小倉充です。

世の中、いろいろな職業があるが面と向かって「大っ嫌い」って言われる職業ってあまりないと思う。

しかし、我々歯医者はよく言われる。

この頃はほとんど飲みに行かないが、若いころ飲みに行って「お客さんの職業って何?」と聞かれ、なかなか当ててくれないので「歯医者だよ」というと、「えー、大っ嫌い!」とよく言われた。

当然というか、多分私のことというより歯医者そのものが嫌いなだけであろうが、あまりいい気はしなかった。

世の波風にもまれ、この年になると嫌いと言われても挨拶言葉位に感じ、気にしなくなっている自分がいる。

患者さんからも「私、歯医者さんが大っ嫌いだから」という言葉を良く聞くが、その中で特別な方がお一人いらっしゃる。

初老の女性である。

20年近く欠かさず定期検診に来られているのだが、その度に「歯医者さんが大っ嫌いだからまた来ました」と言って検診が始まる。

すごく熱心に毎日のブラッシングをされているので、衛生士が検査とスケーリング(歯石除去)をするだけでドクター側のチェアに座らずに終わってしまう。

こちらの治療はなくとも挨拶をすると、「先生、嫌いだから早く帰ろう」と言って笑顔で帰って行く。

この20年で私が治療したのはほんの数回

歯周病なんかほど遠い健康な口腔内を維持していらっしゃる。

もう一人、「嫌い」とは言われないが、ダウン症の女の子。

もう、二十歳を超えたから女性ですね。

この女性は幼稚園前からお母さんに連れられて毎月クリーニングに今でも来ています。
ダウン症は先天性の病気で、口呼吸や発育障害で歯並びが悪く虫歯や歯肉炎になりやすいのですが、「ダウン症の子はあまり長く生きられないので毎月自費でもいいからクリーニングに来るので抜歯など痛い思いはさせないでください」という
お母さんの希望でやはり20年近く毎月クリーニングに来ていただいています。

通常、ダウン症の子は虫歯、特に歯肉炎がひどいのが特徴ですが、毎月来ていただいている効果なのか、虫歯や歯肉炎は全然なく、私が治療したのは1回だけ。

今も元気に通って来てこの1ヶ月で楽しかったことなど話してくれます。

私は嫌われ者でも結構ですが、定期検診にちゃんと来ていただければ優しい衛生士がクリーニングや指導を行うだけで、ほとんど歯を削ったり痛い思いをしたりすることなく快適に生活できると思います。

治療終了が最後の日ではなく、その日からメインテナンスが始まるのです。

せっかく治療した歯ですから、出来るだけ長期に安定した快適な食生活を送りたいもんですね!



丁寧な虫歯治療

2014 年 2 月 18 日 火曜日

こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長小倉充です。

歯医者さんに行くきっかけで一番多いのは虫歯でしょう。

初めから虫歯が生えてくる人はいません。

虫歯になってしまった最初の責任は患者さん自身にあります。

しかし、勇気をもって治療したはずの歯が何年後かにまた虫歯になってしまって痛い思いをしたり神経を抜かなくてはならなかったりした経験はありませんか?

その原因は、①患者さん自身の歯磨きが足りなかった場合、②砂糖の採り過ぎ、③治療の際の虫歯の取り残しの3つが考えられます。

①と②に関してはオグラ歯科医院では衛生士が丁寧にご指導させていただいておりますので、心配な方はお気軽にご相談ください。

問題は③です。

これは患者さんには防ぎようのない原因です。

オグラ歯科医院では、虫歯の取り残しがないよう蝕検知液カリエスディテクター)を使用しています。

う蝕検知液

う蝕検知液

う蝕検知液とは虫歯になってしまった場所だけを赤く染めだす特殊な液で、そのままでは判断できないような虫歯を赤く染めだすことにより確実に除去することのできる優れものです。

 

方法としては、大まかに虫歯を除去し、染め出し→水洗→染まったところを除去→染め出し、という作業を繰り返して行います。

術前、保険のレジン充填がされていますが、ちょっと怪しい…。

術前、保険のレジン充填がされていますが、ちょっと怪しい…。

通常最低3回、深い場合、神経に近い場合などは5~6回くらい繰り返し徹底的に虫歯を除去し次の操作に移ります。

 

レジンを除去したところ。茶色の部分が虫歯になっています。

レジンを除去したところ。茶色の部分が虫歯になっています。

これで3回繰り返しています。きれいになったように見えますが…。

これで3回繰り返しています。きれいになったように見えますが…。

再度染め出してみると

再度染め出してみると

まだ赤く染まる所(虫歯)があります。この操作を染まらなくなるまで何度も繰り返します。

まだ赤く染まる所(虫歯)があります。この操作を染まらなくなるまで何度も繰り返します。

当然肉眼では判断できないので、5倍のルーペ、もしくはマイクロスコープを用いて行っております。

虫歯をきれいに除去した後は神経を保護し、ダイレクトボンディングで修復。

虫歯をきれいに除去した後は神経を保護し、ダイレクトボンディングで修復。

神経に近い場合は神経保護材を塗布した上でダイレクトボンディングなどの処置を行いますが、虫歯が神経まで達してしまっている場合、ぎりぎり神経を残しても後日麻酔がきれてから疼痛がおさまらない場合などはやむを得ず神経をとることもありますが、極力神経を残す努力をしております。

 

神経の残っている歯は「生木」、神経をとってしまった歯は「枯れているように見えるけど上の方に葉っぱが生えていて実は生きてる木」だと思っていただければご理解いただけるかと思います。

一度治療した歯は、二度と治療しないで済む方が良いに決まっています。

痛い思いはしたくないですものね!

時間はかかりますが出来る限りの丁寧な治療を心がけておりますので、ご心配な方は是非一度ご来院ください。

今日もまた一人。

2013 年 10 月 29 日 火曜日

こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長小倉充です。
日本は保険制度があるためお口の中に銀歯があっても周りの方が同じならあまり気にならないという人が多いようです。
しかし、自然な歯を手に入れてしまうとそれは違います。
今年の2月から通院された患者さんが先週最終の前歯をセットして今日治療を終了いたしました。
この患者さんも初診時はお口の中が銀歯だらけ。

でも、きれいになりたいというご希望で来院され綿密なご相談の上、小さな銀歯はダイレクトボンディング、大臼歯の大きな銀歯はE-maxクラウン、色調の合っていない前歯はオールセラミックスにて治療されることとなりました。

部分的な銀歯はダイレクトボンディング、被せ物はE-maxで修復

部分的な銀歯はダイレクトボンディング、被せ物はE-maxで修復

同下顎

同下顎

最初から非常に熱心で前向きな方だったので、こちらも治療しやすかったのですが、患者さんの期待も大きく気に入っていただけるかどうか不安でしたが非常に満足され治療を終了いたしました。

先週前歯がセットされた時は帰りがけに「見て見て!」と、喜んで受付に見せてくれたり、友達や家族にもきれいになった自分の歯を見せていたそうで、早々にお友達を紹介していただきました。
とてもいい笑顔でした。

上顎前歯はオールセラミックス

上顎前歯はオールセラミックスで白いだけの歯ではなく自然な感じに仕上がりました。

 

横から見ても目立っていた銀歯はなくなりました。

横から見ても目立っていた銀歯はなくなりました。

当医院ではいい笑顔を作るためのスマイルトレーニングもお教えしております。
ご家庭で簡単に出来るものです。
この患者さんも「あとはスマイルだけね。頑張るは」と仰っていました。

当医院のミッションでもある「感動を与え続けること」の初めの一歩が終了しました。

これからは定期的にメインテナンスを行い、文字通り与え続ける、すなわち今の美しさと快適さを維持することに努めます。
長い間、通院していただきお疲れさまでした。

ものの価値観

2013 年 10 月 21 日 月曜日

こんにちは。 インプラント、審美歯科の保土ヶ谷オグラ歯科医院院長小倉充です。

ものの価値観って人それぞれ違うと思います。

当医院の近くにはイオンがあります。
そこには安くて誰でもが買えるような服があります。
ちょっと歩けば横浜駅西口に高島屋もあります。
そこにはちょっと高価な服があります。
いつでもどのような用途でもイオンで購入する人もいれば、絶対高島屋という人もいます。
よそ行きは高島屋、普段着はイオンという人もいます。
服はダメになったら買い替えればよいし、流行りもあります。

今女性に流行りのネールアート。
1回に何万円もかけて約2週間くらいでダメになってしまうと言います。
それでもこまめにお手入れをしている人もいます。

歯の治療はしょっちゅうやり直すものでもなく、流行があるもんでもありません。
いわば自分の体の一部を治してよりよく咬める、見た目をきれいにする、そして毎日使うものなのです。
なぜ、ここにお金をかけないのかなと思うことがよくあります。
洋服、アクセサリー、靴、時計、バック、車、その他いろいろお金をかけるものはたくさんあるけど、どれも数年でダメになったり使わなくなったり。

歯、特に根っこは一生使うもの。
その根っこを支えている骨(歯槽骨)も一生使うもの。
運悪く虫歯になってしまって被せ物をしたとしても、根っこは使えれば一生残したいもの。
被せ物は車で言えばタイヤですので5~8年で被せなおすことも必要。
だけど保険の銀歯は硬すぎて根っこや骨を壊してしまう。
いい状態を維持するには、やはりメインテナンス、定期的な歯石除去と咬合(咬み合わせ)調整が必要です。

あなたはどこにお金をかけますか?
それでもネイルアート?

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